ただ・・会いたくて・・恋しくて・・
不倫・・・ いけない事とわかっています・・・ でも、彼との出会いが私を変えた・・・ 5年前に始まった秘密の恋を振り返りながら、綴っていきます。
誤算 4 (旅立ちの決意)
2005年 11月2日 深夜・・・
たくからきたロングメール・・今でも私の携帯に残っている・・・

『実は家賃を払っていなくて、もう出ていかないといけないんだ。 本当にごめん。 これからも連絡は取れるようにするし、借りたお金は必ず返します。 しばらく浮浪することになるけど、仕事はちゃんとする。 俺の甘えが消えるまで少し待ってて欲しい。 ももこは昔と変わらず大切な人だけど、今は期待を裏切ることばかりしてる自分が最低だと思ってる。 本当にごめん。 必ず戻るから待ってて欲しい・・・』

家族が寝静まった真夜中・・・リビングのソファで私は携帯を握り締め、声を押し殺して、大粒の涙をこぼした

『部屋から出るのはいつ?これからどこへ行くの?』 私はすぐにメールを返信・・
聞きたい事だらけだった・・・
すぐにたくに会いたいと思った・・・

でも・・たくから返信はこなかった・・・
携帯を握ったまま・・涙をいっぱい流して・・・いつの間にか眠って・・翌朝を迎えた・・・

11月3日 祝日で旦那も子供も休日で家にいた。
すぐにたくの部屋へ飛んで行きたい気持ちだったけれど、外出理由は買い物しかなくて、家族のランチを済ませるまで我慢した・・

私はランチの片付けをした後、すぐに家を出て、手っ取り早く買い物を済ませた。
スーパーの中にケーキの専門店があって、そこを通りかかった時・・
    『秋になったらモンブランを一緒に食べたいね・・』
           と以前たくが言った言葉が頭に浮かび・・
私はそこでモンブランを2個買って、たくの部屋へ向かった

久しぶりに会う たく・・・どうなっているだろう・・
ドキドキしながら・・部屋に入った・・

たくはなんだか吹っ切れたような表情だった

『ももちゃん・・がっかりさせて、ごめんね
私の事を大切に思ってくれているんだと感じて・・・
『ここまで追い詰めたのは私のせいだね・・・・謝るのは私の方・・ごめんね
思いつめていた気持ちがこみ上げて、涙が止まらなくなった

たくは私を包み込むように抱きしめて、小さい子供みたいに泣く私の頭をナデナデしてくれた・・
   『ごめんね』   『大丈夫だよ』
たくはこの言葉を何度も言いながら、私が泣き止むまで抱きしめていてくれた




たくはテーブルに置いてあるケーキの箱に気づき、中を見てにっこり。
  『モンブランだ〜僕の言葉覚えていてくれたんだね』 
              と喜んでくれた

一緒にモンブランを食べながら、今後の事を話し合った
たくは実家には戻らず、関東方面へ向かうつもりだと・・・・・
私のそばにいたら、甘えてばかりだし・・・
万が一、この関係が周囲にバレたら私の家庭が壊れるから・・・
たくは離れて暮らす決意を固めていた・・・

誤算の結末は・・・離れ離れ・・・
たくを遠い町へ旅立たせる事になった・・・

『ももこと別れるわけじゃない。先の事を考えたら今は遠距離の方がいいかもしれないよ・・』

愛する人が遠くへ行ってしまうなんて・・・悲しかった・・・
決意が固くて引き止める事が出来なかった


たくは私の海外遠征の出発に合わせて、部屋から出る事に・・・


私の海外遠征の出発は5日の午後、国内線で成田へ移動
成田空港のそばのホテルで1泊して6日のAM10時の成田集合に備える予定だった。
たくは4日の深夜に部屋を出て、夜行バスで東京へ向かい、5日の夕方までに成田空港へ
移動して、飛行機で到着する私と合流して成田のホテルで一緒に泊まる、という構想だった。

この日はゆっくりする時間がなかったので片付けの手伝いが出来ないまま、家へ戻り・・・
急遽、成田で宿泊するホテルをシングルからダブルに変更した

翌日、二人で部屋を片付けて、リサイクルショップから出張してもらい、電化製品を売り、細かい日用品はほとんど私が引き取った。
部屋との別れを惜しむ時間を取れないまま・・・私はタイムリミット・・
『じゃあ、夜行バスに乗り遅れないように残りの片付けを頑張って!明日、成田で会おうね!』

こうして・・・
    夢と希望を持って探した二人の大切な部屋から半年で出て行く事になった・・・



     そして・・・私達は別々に成田空港へ向かった・・・・





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